付き合った当初は一緒にいたくてたまらなかったのに、時間が経つにつれてなんだか彼に会うのすら面倒くさく感じていませんか?こんな気持ちが、倦怠期を迎えた証拠です。
人間同士、一緒にいるほど慣れてしまう事は当然のことではあります。
しかし彼は付き合ったばかりと変わりなく接してくれる場合、自分だけが倦怠期の状態なんて罪悪感がつのりますよね。
ましてや彼に相談なんてできません。
あなただけがストレスを抱えた状態でいると、彼といるのがどんどん苦痛になるばかりです。
今は別れるほどではない程度の気持ちでも、時間が経つほど悪い方に感情が流れてしまう可能性があります。
別れてしまうという最悪の結果にならないためにも、あなたの気持ちをスッキリ整理する必要があります。あなたの気持が変われば、必ず態度も変わってきます。
そうすることでよりよい関係になり、結婚後も同じことで悩むことがなくなります。本記事では自分だけ倦怠期になってしまったあなたを助けるお手伝いをいたします。
自分だけ倦怠期を迎えたら彼と一緒にいるのが苦痛になった
彼と付き合いたての時はあなたも、ドキドキしていたはずです。
それがなくなって悩んでいると思いますが、ドキドキがなくなることは当たり前のことです。
あなたも家族といて毎日ドキドキしていては暮らしていけませんよね?倦怠期=関係に慣れるということは、彼に安心感を覚えている証拠なので良いことではあるのです。
しかし、彼に対して「一緒にいて楽しくない」と感じるのは問題です。
なぜならあなたが「楽しくないな」と思う気持は彼に伝わっている可能性があるからです。
あなたは彼といる間ずっと「楽しいフリ」をしている自信はありますか?
あなたが一流の女優さんでもない限り、長時間自分の感情を抑えるのは難しいでしょう。
そして、そんな関係は長くは続きません。あなたも彼といるのが疲れてしまい、倦怠期は長びくばかりかそのまま関係が終わってしまいます。
更にあなたと彼がもしこのままの状態で結婚してしまうと、嫌な気持のまま共同生活が始まってしまいます。
そうなると彼に対しての不満はなくなるどころか、増える一方です。一緒に生活すると、今まで気にならなかったちょっとしたこと(ドア開けっ放し、部屋ちらかりっぱなし等)小さな不満が毎日毎日積み重なります。
彼も癖だったり習慣はいきなり直せませんし、彼もあなたに対して不満が出てくるかもしれません。
そうなるとお互いにストレスが溜まり、関係は悪くなります。そうなる前に、あなたの倦怠期を乗り越えておく必要があるのです。
時間が経つと彼への不満が見えてきた
こんな辛い倦怠期を早く抜け出したいですよね?しかし、今更何をしたらいいのか悩んでしまいますよね。
倦怠期を抜け出すためにはまず、あなたがなぜ彼といて楽しくないのか原因を知る必要があります。
原因がわからないままだと、倦怠期は長引くのは間違いないです。
そうならないためにも、倦怠期になった原因3つを紹介します。
倦怠期の原因①合わない所を見てみぬフリをしていた
付き合い始めに彼に対して不満はありましたか?おそらく、あったとしても不満だと感じていなかった可能性があります。恋愛に夢中になっている頃は多くの人が冷静な判断ができません。
アイドルのコンサート会場をイメージしてみてください。
そのアイドルのファンでない人から見ると、あんなに奇声をあげて大金を消費しているのなんてバカバカしく映るでしょう。
しかし、本人たちは本気だし幸せに感じています。恋愛中はあなたも同じ状態です。
ことわざで「アバタもエクボ」とあるように欠点すら長所に見えるくらい、大昔から人間は恋愛で盛り上がっている時というのは冷静な判断ができません。
しかしこの状態は興奮状態なので長くは続きません。
あなたがなっているように倦怠期の今はその熱も冷めてきているので、彼に対して冷静な目線で見えてしまっているのです。
つまり「アバタもエクボ」だったのが「アバタはアバタ」と欠点は欠点にしか見えない状態です。
この状態は一度嫌なことが目につくと、嫌な所ばかりきになってしまいます。
このままでは、彼のことをどんどん嫌いになってしまう危険性があります。
そうなることを防ぐために嫌なところを見ないように我慢すると、今度はあなたのストレスとなり悪循環ができてしまいます。
この悪循環の結果、彼といても不満が蓄積され倦怠期になった可能性があります。
倦怠期の原因②一緒にいるのが当たり前すぎて新鮮味がなくなった
最初は他人同士だったので、一緒にいるだけでもドキドキしたはずです。
それは会うこと自体が貴重なことだったからです。しかし、会えば会うほど慣れてきます。
一度慣れてしまうとなかなか最初の気持には戻れません。さらに、話す話題もデートの場所も毎回新しい場所というわけにはいかないでしょう。
会うことにも慣れ、行動パターンも会話も同じことの繰り返しでは刺激はゼロです。
安心感のある関係も悪くありません。しかしあなたはまだ彼と恋愛のドキドキを楽しみたいのでしょう。
そして、彼の方はまだ恋愛気分でいる。あなたは、この気持の温度差を埋めたいのにどうにも気持が戻らない→浮かれてる彼を見ているとなんだかイライラもしてくる→そんな自分に罪悪感を抱くという悪循環に陥っています。
このような気持では恋愛を楽しむこととはどんどん縁遠くなります。
この状態続いた結果、彼といても楽しくなくなり、倦怠期になってしまったのです。
倦怠期の原因③自分が彼のことを好きかわからなくなった
でも分かったように、恋愛初期は冷静に考えられない時期です。
付き合った当初は彼のことが、そんなに好きじゃなくても恋愛の雰囲気で良く見えていたのかもしれません。
「ひと夏の恋」という言葉があるように、人間は本当に好きじゃなくても雰囲気から勢いで付き合ってしまうことがあります。
そして、時間が過ぎると冷静になり本当に好きだったのか疑心暗鬼になるのです。
しかし、それでも別れるほど彼にうんざりしていないのは情が移っているからという可能性があります。
例えば、意識していないうちはただの野良猫だったのが、一度えさをあげると懐いてしまい離れているときもどうしているか心配になる。
これが、情が移るということです。この例のように「愛情」からの感情ならいいのですが、いつも一緒にいるからといった「惰性」や別れたらかわいそうだからといった「同情」で彼と一緒にいる場合は危険です。
その状態だとあなたは「一緒にいてあげてるのに!」と思ってしまうからです。
それは、対等な関係ではありません。主従関係です。
あなたは彼の行動に不満がたまりストレスとなります。このストレスが溜まるとが倦怠期となってしまいます。
自分だけで抱え込まないで!2人の関係の更新が、倦怠期脱出の鍵
倦怠期の原因が明確になると、このままの関係で交際を続けても良い関係に戻るのが難しいことが理解できたと思います。
自分だけ不満を溜め込んであなたの感情もストレスでいっぱいでしょう。
この倦怠期を解決するには、あなたのストレスを解消することが先決です。
ストレスがなくなれば、あなたの考えもポジティブに変わるでしょう。
そしてあなたが変われば2人の関係もよりよいものになります。以下の方法で気持ちの整理をしてみましょう。
ストレス解消法①不満点を明白にして、改善する
まず彼に対して不満に思っていることを紙に書き出してみましょう。
そうすることで、自分が何に不満を抱いていたのかハッキリと目で理解できるのがメリットです。
漠然と頭の中で悩んでいる状態は色んな考えでぐちゃぐちゃになっています。部屋の中が散らかっていると、欲しい物が見つからなかったりぐちゃぐちゃした状態に更にイライラしてきませんか?
紙に書き出すことで、頭の中を整理整頓しましょう。すると見つからなかった、不満点が見つかるのです。
この方法は「ジャーナリング」といって「書く瞑想」と言われています。用意するものは紙とペンだけなので、今すぐできますね。ひとつ注意なのが、スマホやパソコンのメモで代用しないことです。
なぜなら、スマホは開くと色々な情報が目に入りますし、書いてる最中に連絡が入ってくるかもしれません。そうなると気持がそれて集中できないので、必ず紙とペンで行ってください。
書く時間帯は、寝る前がオススメです。ご飯もお風呂も済ませて、あとは寝るだけにしておくと頭も色々なことを考える必要がないので集中して作業できます。
スマホの電源もできれば切ったほうが気が散らなくていいでしょう。
時間は書きたいだけ費やしてください。難しければ、5分だけでも毎日日記のように続けるといいでしょう。
例えば、「スマホのゲームばかりしていて話を聞いてくれなかった」「いびきがうるさかった」など小さいことでもいいので書きましょう。
人に見せる必要はないので、思ったことをそのまま書いて見返してみてください。そうすると、あなたが彼に対して不満に思っていることがハッキリわかります。
次に、その不満は改善できるのか?許容できるものなのか考えてみましょう。例えば
・スマホのゲームばかりしていて話を聞いてくれなかった
まあいいか、と許せる範囲なのか、二度としないでほしいというレベルなのか。
許容範囲であれば問題ないのですが、治してほしい場合は彼に直接伝える必要があります。
伝え方は、短く要点だけを同じ行動を伝えましょう。
良い例:話しかけてもスマホのゲームをしている時に「今私が話してるんだけど、どうしてもゲームしなきゃだめ?」
悪い例:なんでもない時に脈絡なく「話してるときにゲームするのやめてよ!」
女性のヒステリックは多くの男性が苦手とするので、伝え方も例のように工夫してください。
私の夫はゲームに熱中して話を聞かないことが多いので、上記のように注意したら改善が見られました。
彼もあなたのことが好きであれば治そうと努力してくれるはずです。ただ、習慣はいきなりは治らないので気長に続けることが大切です。
そうすれば、お互いに居心地のいいよりよい関係へと更新されていきます。
ストレス解消法②少しの時間距離を置いてみる
今、あなたの頭の中は彼との倦怠期のことで頭がいっぱいです。
その状態では、他のことを考える余裕がないので少し彼と距離を置いてみましょう。
そうすることで、頭に余裕ができます。余裕がでることで、彼の悪いところばかりが目についていたのが「あ、こんないいところもあったんだ」と発見出来るようになるからです。
まずは、いきなり「会わない!」関係を遮断すると彼もビックリしてしまうので、少しずつデートの時間を減らしてみましょう。
例えばいつものデートが
集合→レジャー→昼食→ショッピング→カフェ→夕食→解散
この場合は、昼食までで切り上げましょう。こ
れを期にあなたも、なにか新しい習い事を始めたりして彼以外の用事を作って忙しくしましょう。
そうすることで、彼に嘘を付く必要もないし自分磨きもできるので一石二鳥です。彼も何かに熱中しているあなたを見て刺激を受けるでしょう。
それで拗ねてしまう男なら残念ですが、最初から縁がなかったと思うしかありません。
自分の気持が充実してきたら、久しぶりに彼に会うことで楽しい気持が復活するでしょう。
彼との時間も大切にできるはずです。
イギリスのキャサリン妃とウィリアム王子は世界中から憧れの的となっている夫婦ですが、一度別れていた期間がありました。
しかし、距離を置いたことで相手のことが大事なのを再確認して結婚しています。
わざわざ別れる必要はありませんが、一緒にいることが辛いのなら一度距離をとってみましょう。
その結果、相手のことが大事だという事に気づき良いところに目を向けることができます。
ストレス解消法③彼がいなくなった時のことを考える
彼がいることが当たり前になったのが倦怠期になった原因のひとつでしたが、彼がいなくなることは想像したことがありますか?
彼と一緒にいない未来はどうなっているか、考えたときに悲しい気持ちになりましたか?それとも、いなくなってスッキリした!という気持ちになりましたか?
後者の場合は、そのまま付き合い続けて結婚してもうまくいきません。
一緒にいない方が自分が心地いい人と一生生活するのは、本当に苦しいです。ですので、交際自体を考え直す必要があります。
そして前者の場合は、あなたは彼に対して恋愛感情がちゃんとある証拠です。
ですので、この倦怠期は「彼に安心している証拠」として悩むのではなくポジティブに捉えましょう。
彼がいるのが当たり前ではない、と意識しながら接すると以前より彼を大切にしようと思えます。そういう意識になると、倦怠期が解消できます。
この「彼のいない時を想像する」という方法は私が結婚した今でも使う、簡単でオススメな方法です。
夫と交際中も何度か別れようと思ったことがありましたが、いざ別れをイメージすると寂しくてたまりませんでした。
おかげで、別れるという選択はしなくて済みました。
更に、彼がいるのが当たり前じゃないとわかり、相手を大事にしようという気持が常に生まれました。
人間いつ、なにが起こるかわかりません。
夫が仕事に向かうときもいつも「必ず帰ってくるかわからない」と思いながら見送っています。
なので、夫といるのは慣れたし不満もありますが、人間として大事に接することができています。
自分だけ倦怠期は彼のことがちゃんと好きだった証拠だった
自分だけ倦怠期で「彼のことが好きじゃないのかな?」と悩んでいたでしょう。
確かに、悩んだままの状態で彼を見ていると悪いところしか見えなくなります。このままでは、せっかく好き同士で付き合ったのに関係を続けるのが難しくなってしまいます。
しかし、それだけ彼のことで頭がいっぱいになっていたのは彼との関係をよりよくしたかったから。
本当に一緒にいるのが嫌なら、考えるのも嫌なはずです。そこで、自分の気持をキチンと整理して余裕をもって彼と接しましょう。
余裕が出てくると、彼のことが好きで大切だという自分の気持を再認識でき、あなたの倦怠期は解消されます。
この倦怠期は、あなたが彼のことを好きで安心した結果だったということがわかってきます。
この倦怠期の仕組みを理解できれば、あなたと彼の関係はもっとよくなり、どんなに長くいても相手のことを大事にできるのです。