とにかく早く結婚したいと思っているけど相手がいない場合、その手段として「お見合い結婚したい」と考える人も増えてきているのではないでしょうか。
「お見合い」と聞くと、古臭く堅苦しいもののようにも聞こえますが、今は婚活パーティーやマッチングアプリなどで出会う人たちも増えている中、昔からの仲人を通してのお見合いや、結婚相談所を介してのお見合いも、気軽にできるものに変化してきています。
しかし、お見合いをしたから、結婚相談所に登録をしたからと言って、確実に結婚ができるわけではありません。
本記事では、お見合い結婚をしたいという思いに至ったきっかけを挙げ、そこからどのような準備と心構えでお見合いに臨めば成功に繋がるのかを考えていきます。
何も準備をしないままお見合いの当日を迎えるよりも、事前に自分の思いなどを整理して臨んだ方が、相手との会話にも迷いがなく、より効率的に進めていくことができます。
また、見極める確度も高まるでしょう。
せっかく「お見合い結婚がしたい」という気持ちになったのですから、幸せな結婚を掴みたいですね。
とにかくお見合いをして結婚をしたい
結婚願望は強く持っているのに、全く結婚できそうにないと、毎日ため息ばかり出て、未来が真っ暗に見えてしまいます。
ドラマのような出会いに憧れ、仕事での新しい出会いや合コン、友達の友達に期待して過ごしてきたけれど、そう簡単に理想の人には出会えません。
出会いがない、年齢的にも時間がない、今から出会って恋愛をしても結末が結婚とは限らないと悩み、もう無理かもしれないと下ばかり向いていても結婚はできません。
かといって、運命的な出会いや大恋愛の末の結婚を夢見ながら、いつまでもそれに固執して出会いを求めていても、結局出会えないと同じ事の繰り返しかもしれません。
もう今のやり方では結婚相手が見つけられないと思った時、結婚に向かっている二人を出会わせてくれる「お見合い」が魅力的に見えてきて、「お見合いをして結婚をしたい」と言う気持ちが湧いてくる人もいるでしょう。
お見合い結婚をしたいと思うきっかけとは?
大好きな人と結ばれることを「結婚」と思っていた人が、「お見合い結婚をしたい」と気持ちにシフトするきっかけとは何でしょうか。
恋愛結婚とお見合い結婚の大きく違うところとして、結婚に至るまでの時間と労力があります。
お見合い結婚の場合は「結婚」を前提に考えられた出会いの場で出会い、そこから結婚するかしないかを決めるので非常にシンプルに結婚に向かっていけます。
そこに魅力を感じて「お見合い結婚をしたい」と思う人が多いのではないでしょうか。
では、お見合い結婚のシンプルさに惹かれる人は、現状どのような状況に置かれているのかを見てみましょう。
出会いがない
「いい人がいたら結婚したい」とずっと胸の内に秘めながら毎日を過ごしているのに、「いい人」に一度たりとも出会うことなく数年が過ぎているという人も多いのではないでしょうか。
友人は学生の頃から付き合っていた彼氏と卒業して数年後に結婚をしたけれど、自分にはそんな相手がいないとき、「社会に出たら出会いなんていっぱいあると思っていたのに」と後悔してしまいます。
また別の友人が社内恋愛で結婚したら、「就活の時、社内恋愛が多いかもチェックすればよかった」とこれまた後悔してしまいます。
平日は家と会社の往復で、仕事を通しての出会いも皆無だと経験で分かり、週末に行く合コンなどでも素敵な人に出会った試しがなかったら、もう今の生活じゃ結婚相手に出会うなんて無理だと考え始めるのではないでしょうか。
そんな時、いっそのこと「お見合いしてみようか」と、お見合いでの出会いに期待を持つ人もいるでしょう。
もう時間がない
「この人素敵だな」と思う人に巡り合えたら大チャンスです。
しかしそこから、結婚していないか、彼女がいないかを調べ、連絡先を交換するまでにも一苦労です。
そしてメールでやり取りを始め、うまくデートの約束にこぎつけたら、そこから恋愛に持っていく大作戦が始まります。
うまく恋愛になったからと言ってその先に結婚があるとは限りません。彼の結婚願望が低ければ、そこから結婚に辿り着くまでには、何年かかるかも分からない計算になります。
これを、結婚を焦り始めた女性が一からスタートさせるとなると、一か八かの賭けです。
せめて結婚願望があるかだけでも最初に知っておきたいものです。
そうなると、結婚したい人のみと出会える「お見合い」がかなり効率のよい出会い方であると思えて、「お見合い結婚がしたい」と思えてくるでしょう。
もう失恋したくない
長年付き合っていた彼氏からのプロポーズを「そろそろかなぁ」と心待ちにしていたのに、あっさりと振られてしまったら、それまでの期待との反動で、立ち直ることなんて簡単なことではありません。
もう恋愛なんてしたくない、お見合いをして結婚をするのに条件がよさそうな人と出会ったら、さっさと結婚してしまおうなんて思い込む人もいるでしょう。
失恋からの立ち直り、新たな一歩を踏み出す手段として「お見合い」を選ぶ人もいるでしょう。
お見合い結婚がしたい人が、成功させるための準備と心構えとは?
「お見合い結婚がしたい」と思う人は、どのような現状にいるのかを挙げてみました。
今のままでは結婚がなかなか見えない中で、お見合いに行きつく人は多いでしょう。
しかし、お見合いをしたからと言って、すぐに結婚できるわけではありません。
自分はどのような結婚生活を望んでいるのか、そのためにはどのような人と結婚をしたいのかを事前に考えておかないと、お見合いをするのかしないかの決め手もはっきりとせず、いざお見合いに臨んでも、何を話せばいいのかもわかりません。
このままお付き合いをするべきか、お断りをするべきか決められず、ただ迷いながら進めていては、無駄にデートの回数やお見合いの回数ばかり増えていき、なかなか結婚できないケースに陥ってしまうでしょう。
ではどのような準備と心構えで臨めば、成功に結び付くのかを見ていきましょう。
どのような人と出会いたいのかを明確にしておく
早く結婚したいという気持ちは強いのに、具体的にどのような人が良いかが定まっていない人は、自分の理想の結婚生活と照らし合わせて明確にしておくといいでしょう。
お見合いをすると、自分の生活圏とは全く異なる人とも出会えるチャンスがあります。出会いがいがないと危惧をしていた人にとっては、夢のようです。
しかし、大手の結婚相談所に登録をしたら、会員者数が1万人を優に超えます。数多くの人の中から、実際に会ってみたい人を選ぶのも難しいことです。
やみくもにプロフィールを眺めていても、自分にとってのいいお相手にはなかなか辿り着きませし、親せきや知人にただ「お見合い結婚をしたい」とだけ伝えた場合でも、会いたいと思える人との縁談を持ってきていただける可能性は低くなるでしょう。
最初に、どのような人とお見合いをしたいのかを明確にしておくことが、お見合い結婚へのスタートには重要です。仲人や結婚相談所の方も、あなたにお相手を紹介しやすくなります。
その上、あなた自身が、会ってみたいか会わないでお断りするのかの判断をするときにも、スムーズに判断できるようになります。
プロフィールで分かる、年齢、身長、体重、容姿、家族構成、職業、年収、趣味などから、絶対に譲れないことや、優先順位を決めておくといいでしょう。
しかし、年齢は自分と同じくらいの30代前半、身長は175cm以上、年収1000万円以上などと理想を高く固めすぎると、出会えるチャンスは少なくなります。
年収は、自分も資格を持って仕事をしていて今後も続ける予定だから、世帯年収で考えれば500万円もあれば十分や、顔写真にはちょっとこだわるけれど身長は関係ないなど、許容できる範囲も見つけておく方が、出会いの幅は広がります。
なかなかお見合いをしたい相手が見つからない場合は、仲人や結婚相談所の方に相談してみると、あなたの掲げた条件のどこを見直せば良いかを教えていただけるかもしれません。
お見合い結婚のいいところは、たくさんのカップルを見てきたベテランの方の意見が聞けるところです。
例えば、希望の年齢が35歳以下となっているところを40歳以下にすれば、ご紹介できる人が増えると言われ、結果的に38歳の方と巡り合い結婚に至るかもしれません。
ポイントは、自分にとって譲れない所や優先順位は決めるけれど、許容できる幅を持たせておくことと、人の意見を聞き入れる柔軟性を持ち合わせることになるでしょう。
あなた自身が決めた基準で、お会いしてみたい人が決まれば、結婚に向かってのかなりの前進になります。
「お見合い結婚」を選んだことにより、結婚願望があり、その上あなたの基準を満たした方に出会えるチャンスを手に入れたのですから。
お相手に聞きたいことをリスト化しておく
初めてお見合いをする人や、初対面の方との会話は緊張して上手に話す自信がない方は、お見合いの席でお相手に聞きたいことをリスト化して臨むといいでしょう。
特に、お見合いをして、早く結婚をしたいと思っている人ほど、気になることや譲れないことは早いうちに聞いておかないと、何度もデートを重ねた後に、やっぱり違ったとなっても時間は取り戻せません。
お見合い相手の性格や価値観など、プロフィールでは分からないことは、お見合いの席で、失礼にならない範囲で聞かなければ分かりません。
聞きたいことは、その人と結婚をしたらどのような結婚生活になるのかが想像できるような、仕事の事や休日の過ごし方、趣味や好きなものなどになってくるでしょう。
相手に聞きたいことと同時に、聞かれるかもしれない質問に対してどのように答えるかも考えておくと、咄嗟の返答に困ることも少なくなります。
こちらから仕事についての質問をしたら、あなたの仕事についても聞かれるでしょう。
そして、お見合いの席なので、結婚後や子どもを授かった時に、仕事はどうするかという話にまで及ぶこともあるかもしれません。
あなたが、「仕事は定年まで続けたい」というのが、結婚生活をする上での譲れないポイントであれば、そこは丁寧にあなたの気持ちを伝えましょう。
そういった、聞きたいことと、聞かれるかもしれないことを紙にリスト化し、当日をイメージしながら何度も読み返しておけば、記憶に残ります。
しかし、初めてお会いした相手との会話は、緊張して頭が真っ白になってしまうこともよくあります。
聞きたいことを10個考えてきた人でも、うまくリラックスできなくて、2~3個しか聞けなかったという場合もあるかもしれません。
リストをかばんにこっそり入れておいたり、スマホにメモしておくなどして、お見合いの直前まで見直したり、お化粧室に立った時などに見返して、後からあれも聞いておけばよかったなんてならないようにすることが、判断を早くしていく秘けつになります。
そうやって、聞きたいことを忘れずに聞くことも大事ですが、「聞かなければ」と必死になると、相手を尋問しているかのようになってしまい、相手を当惑させてしまいます。そうなると、あなたの印象も良くならないでしょう。
お相手との会話を楽しみに来たこと、そしてあなたが選ぶ立場ではなく、あなたも選ばれる立場であることを忘れてはいけません。
このように、お相手に聞きたいことと、聞かれるかもしれないことをリスト化しておき、当日にそれを基に話を進めることによって、限られた時間を内容の濃いものにできます。
お見合いの後に、もう一度会いたい相手なのかを判断する材料がたくさんある方が、判断が早くて確実なものに近づくのではないでしょうか。
断り、断られても前向きに取り組む
失恋をした後、「もう恋愛なんてこりごり、お見合いをして結婚がしたい」と考える人もいるでしょう。
しかし、お見合いをしたからといって、すぐに素敵な人と結婚ができるわけではありません。
お見合いは、断ったり断られたりの連続です。そのたびに落ち込んでいては、身が持ちません。
うまくいかないことがあっても、次に活かそうと言う気持ちで前向きに取り組みましょう。
例えば、プロフィールをみて「ぜひお会いしたい」とワクワクして当日を迎えたのに、実際に会うとイメージと全く違うし、話も弾まなかったとなるとがっかりしてしまいます。
お相手にお断りの気持ちを伝えなくてはいけませんが、仲人や結婚紹介所を介していてもいい気持ちがするものではありません。
また、あなたがすごくいい人に巡り合えたと思い、ぜひもう一度会いたいと思っていても、相手からお断りされることもあります。
自分を否定されたような気分になり相当落ち込んでしまう事もあるでしょう。
しかし、良く考えてみましょう。
結婚相手を探しているのです。誰もが慎重になって当たり前です。すぐに運命の二人が出会うことなんて、お見合いといってもなかなかなか簡単なことではありません。
断ることになった場合は、プロフィールを見た段階で何か見落としていたことはなかったか、お見合いの席で、どういったところに違和感を覚えたのかを振り返り、次のお見合い相手を選ぶときの注意点として挙げておきましょう。
お断りされた場合は、その理由もお尋ねし、次に活かしていこうと前向きに考えましょう。
しかし、相手が本当の理由を言ってくるとは限りません。相手を傷つけずに円満に終わらせようとしてくるものです。
お断りの理由が、ただ合わなかっただけでどちらも悪くない場合も多いにあります。
しかし、お見合いの席での自分の態度や話に何か落ち度がなかったか、よく思い返してみましょう。
例えば、「お見合いをしてとにかく早く結婚がしたい」という気持ちが透けて見えるような態度をとってはいませんでしたか?また、聞きたいことリストの質問を尋問のようにしていませんでしたか?
特にお断りされることが何度か続いた場合は、理由があなたにあるかもしれません。
そのことに気づき、落ち込んでネガティブな感情が表に出ていれば、お見合いの時にも笑顔にはなれません。
もしうまくいかないことが続いたら、お見合いで選んでもらえる人になるための努力をしてみると、気持ちが前に向くでしょう。
化粧や洋服を考え直そうと、おしゃれが好きな友人と買い物に行くのもいいでしょう。内面を変えるのは大変ですが、外見はすぐに変えられます。
婚活の相談ができる友人がいれば、お見合いでの会話の練習に付き合ってもらえば、問題点に気づき教えてくれるかもしれません。
楽しそうにお見合いに臨んでいるか、どうせまた断られるだろうなという暗い気持ちでいるかは、お見合いの時のあなたの表情にも表れてしまいます。
お見合いは、結婚相手を探しにきているのですから、一緒にいて楽しそうな人、つまりお見合い自体を楽しんでいる人が選ばれるのではないでしょうか。
お見合い結婚をしたいと思っているなら、断ることになっても断られても、それは未来の幸せな結婚に繋がるステップだと言う気持ちで前向きに取り組みましょう。
その方が、選ばれる人になることができるでしょう。
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結婚がしたくても出会いがなく、年齢的に焦りが出てきたら、「お見合い結婚がしたい」という考えに行きつくこともあるでしょう。
しかし、お見合いをしたからと言って、早く結婚ができるわけでもなく、確実に結婚ができるかもわかりません。
しかし、結婚を考えていて、自分のある程度の条件に会った人と出会えるだけでも大チャンスです。
そのチャンスをより確実なものにするために、どういう人と巡り合いたいのかを、仲人や結婚相談所など、仲介をしてくださる人に伝えましょう。条件が明確な方が、仲介の方も紹介しやすくなりますが、あまりにも細かく設定されていると、紹介してもらえる人が少なくなってしまいますので、幅を持たせておくことも重要です。
お相手を紹介してもらえたら、お見合いの席でどのような質問をしたいか、また質問されるであろうことにはどのように回答したいかを考えておきましょう。お見合いの限られた時間が有意義なものになります。
しかし、すぐにうまくいくとも限りません。断る場合も断られる場合もあります。
その時は、「すぐに運命の人に出会える訳はない。次に活かしていけばいつかは出会える」と前向きに取り組みましょう。その前向きさが、幸運をもたらしてくれるでしょう。